『小学生の子が勉強にハマる方法』を読んだ読書メモです。最近、子どもに自発的・継続的に勉強に取り組んでもらうにはどうしたらいいのか悩んでいるので読みました。

表紙

読書メモ

学習意欲を 4 つに分類した ARCS モデルという研究を基に、子どもが勉強にハマるようにする方法を紹介した本です。ARCS は Attension (注意), Relevance (関連性), Confidence (自信), Satisfaction (満足感) の頭文字。R の Relevance は小学生には分かりにくいので、著者たちは代わりに Reason (理由) を採用しています。これらが多く満たされているほど勉強に対する意欲が高くなっていくそうです。

本書ではこれらを満たすための具体的な方法が紹介されています。簡単に始められるものから、親のそれなりの関与が必要なものまで様々あり、各家庭の状況に応じてできるものからちょっとずつ取り入れると良さそうです。

個人的には具体的な方法よりもやる気の分類を知ることができたのが収穫でした。勉強に対する動機づけには内発的動機づけと外発的動機づけがあり、それらを更に 6 つの志向 (報酬志向・自尊志向・関係志向・実用志向・訓練志向・充実志向) に整理した「動機づけの二要因分類」という研究があるそうです。これらはやる気の源で、複数の志向をうまく組み合わせることで学習を継続させることができます。子どものやる気を刺激したい場合には、これら志向を意識して組み合わせて学びをデザインしていくことが重要になりそうです。

また、能力は才能ではなく継続的な努力で決まるということ、小さな成功体験の積み重ねが自信を生むこと、周りではなく過去の自分と比べることの重要性が説かれています。これは日々身に染みて実感しているので、子どもにもしっかり伝えていきたいと改めて思いました。

巻末の参考文献が充実しているので気になる部分はそこから更に深堀りしていこうと思います。インストラクショナルデザインと二要因分類に関する本が気になっています。