『FINAL FANTASY XVI』をクリアした
『FINAL FANTASY XVI』をクリアした記録と雑感。ネタバレを含むので、ネタバレを見たくない人は読まないでください。
FF7 REMAKE を除けば FF12 以来の新作ナンバリングタイトルでした。実に 17 年ぶり。おまけに PS5 で初めてのゲームでした。面白かったです。
クリア状況
- クリア時間は 60 時間。サブクエストは全部終わらせ、リスキーモブも全部倒し、一周目最強の武器防具はすべて集めた。
- クリア時のレベルは 49 でした。一周目制限の 50 まで上げたかったけど、上がり切る前にすべてのサブクエスト・リスキーモブが終わってしまって、雑魚相手に経験値を貯めるのがめんどうで諦めた。
- 石塔群はちゃんと準備しないとクリアできなさそうでやらなかった。
ストーリー
- クライヴの一生を描いた大人向けダークファンタジーだった。国家間の闘争や社会体制に振り回された少年期・青年期。ドミナント同士の信念のぶつかり合いや、自分たちが信ずる「人が人として生きられる世界」を目指して運命に抗おうとする壮年期。心揺さぶるクライマックスがいくつもあって面白かった。
- 終始陰鬱な雰囲気だし曲も不穏で怖いんだけど、それが隠れ家の安心感を際立たせていた。
- キャラクターたちは個性的だし、一見すると歪んだ行動原理も実は秘めたる過去の影響が強く現れていることがきちんと描かれていて良かった。みんな救済を求めている。
- 人類は神(アルテマ)に踊らされてたわけだけど、そのアルテマも器としての人類とその理を生み出しただけで、結局は真の世界の創造神ではなかったというのは若干トーンダウンした感がある。
- サブクエストなどから考察できるとはいえ、エンディングはもう少し直接的な表現で結末を示唆してくれた方が良かったかな。隠れ家の面々や各国のその後が気になる。9月に発売されるアルティマニアで補足されたりしないかな。
戦闘
- アクションフォーカスでオート系の装備は使わなかった。雑魚でやられることはなかったけど、連戦のボスは気を抜くとやられるぐらいのちょうどよいアクション難易度だった。オーディンの通常戦とタイタンの召喚獣戦が印象強かったです。
- 召喚獣は、前半はフェニックス・タイタン・ラムウ、後半はフェニックス・タイタン・シヴァを使ってました。敵の攻撃パターンを一通り確認したら、隙を見てフェニックスシフトで間合いを詰めて攻撃。相手の攻撃はプレシジョンドッジを狙って R1 で回避するか、避けるのが難しい場合はタイタンブロックで防いでました。後半からはシヴァスナップで敵を凍らせられることに気づいて、凍らせては裏に回るみたいな感じで使ってました。オーディンやバハムートは見た目カッコいいけど、チャージが長くて自分にはうまく使いこなせなかったです。
- 十字ボタンでトルガルへの指示のつもりがメニューを切り替え忘れてアイテムを使ってしまったり、L1 で敵をロックオンするつもりが L2 で召喚獣を切り替えてて違う技を使ってしまうことが多かった。焦るとミスりがち。アイテムとトルガルの切り替えは、左スティックを動かして敵の攻撃を避けつつ、左十字ボタンを押してメニュー切り替えを行うのが左手だけだと難しくて、十字ボタンは右手で押したりしてました。
- リミットブレイクと転生の炎でこまめに回復し、アイテムは致命傷を負ったときに使うようにしてました。
- 一部の敵は戦闘フィールドが狭くて、フィールド(緑のライン)から出てしまって最初から戦い直しになるのが厄介だった。
システム
- 装備品や回復アイテムが格安なせいで、ギルの消費先が楽譜しかなかった。
- 走り始めるのに助走が必要で動きにくかったのと、町や隠れ家では走れないのが不便だった。特にクライヴの隠れ家の菜園は遠いし帰るのも面倒で、菜園から隠れ家にファストトラベルするというのをよくやってた。フィールド移動はアンブロシアが仲間になってからだいぶ楽になった。
- 映像がめちゃめちゃ綺麗だった。特に召喚獣は色彩鮮やかで感動した。
- キャラの喋り(日本語)と口の動きがあってなくて時々違和感があった。GAME Watch の記事によると、日本語のリップシンクは工数の関係で未実装だったらしい。
- アクティブタイムロアの仕組みはとても良かった。おかげで説明的な会話があまりなく、キャラ同士の会話が自然に聞こえた。
- サブクエストと用語集の確認は世界観を理解する上でとても重要だった。特に過去の文明やベアラーの歴史を知るためには必須だった。用語集はハルポクラテスのところにいかなくても、アクティブタイムロアから見れるようにして欲しかった。
その他
- 伝説のリヴァイアサンはどうした?アルテマも何も言ってこなかったし、やっぱゼメキスと一緒に吹っ飛んだってことなんだろうか。
- 薬売りの少女の物語上の役割がよく分からなかった。壮年期において一貫して重要な場面に現れるし、物語をクライヴたちの輪の外から眺めるための舞台装置かと思ったけど、結局ディオンを助けたあとは出てこないよね。
- グツの声がスポンジボブのパトリックだった。
- エンドロールめっちゃ長かった。