統計検定 2 級 公式問題集 (2016-2018 年)』を全部解きました。

表紙

解き始めたのが 5 月 8 日で、実際に解き終わったのが検定試験直前 (6 月 16 日) の 6 月 14 日だったので、一ヶ月ちょっとかかってますね。3, 4 級に比べて問題が難しく、テキストや参考書を読むのと並行して解いていたので時間がかかりました。

解答の式変形で分かりにくかったところをここに記録するつもりでしたが、力尽きたのでもし万が一気が向いたときにでもやります。

以下は解きながら雑多に感じたこと。この本に直接関係ないことも含む。

  • 2 級は思ってたより計算問題が厄介。
  • 「母平均の差に関する t 検定の t 値の計算をせよ」とか言われても、計算式を覚えてないからどうしようもないんだよな。あれは諦めて暗記すべきなのか、それとも何らかの方法で容易に導出できるのか?手元の参考書だと天下り的に式が示されてるからおとなしく覚えろということなのかな?
  • 過去問題集の解答、式と簡単な解説を載せるだけじゃなく、解説読んでも分からない人向けに「公式参考書の○○ページを見ろ」とか「○○の定理を確認しろ」みたいな調べるためのヒントを書いておいて欲しい。
  • 2017 年 6 月実施の問 6 の両側天秤を使った硬貨 A, B の重さの推定の話、測定誤差が正規分布に従うとすると、A, B 個別に計測するより同時に載せて計測した方が同じ測定回数でも推定量の分散が小さいことを示していてなるほどと思った。
  • 値 A, B を使って C を求める公式があるとする。B, C が与えられてそこから A を求めるような問題が出されたときに、公式を変形して A を求めるみたいなことが苦手。自分の中では C を求めるための公式として記憶されているから。例えば不偏分散は残差平方和を自由度で割ったものだけど、「不偏分散と自由度から残差平方和を求めよ」と言われると少し悩んでしまう。
  • 過去問題集を一通り解き終わったが全然受かる気がしない。本書によると 2 級合格率は平均して大体 40% ちょっとらしく、問題の難易度に対してかなり高いと感じる。受験者数が 1400-1900 人くらいでそんなに多くないし、それなりにやる気ある人しか受けてないのかな?

統計検定の受験記については別途書きます。