『コンサル一年目が学ぶこと』を読みました。書名に「コンサル」とありますが、表紙に書いてあるとおり多くはコンサルに限らない社会人としての必須スキルや心構えを紹介しています。

表紙

もう社会人として十年以上やっているので大体のことは「そうだよねー」とうなずきながら読みました。特に「リスクを早い段階でチームに共有すること」や「上司やチームとの期待値のすり合わせ」はこれまでの経験やトレーニングで何度も教えられ、日々意識して行っています。

一方で「仮説検証」については新たな示唆を得ることができました。「仮説検証を高速で回してやるべきことに当たりをつける」というのは当然やっていますが、「本業以外のあらゆることに対してあらかじめ仮説検証しておくことで、急に判断を迫られたときの意思決定スピードを上げることができる」というのはなるほどーと思いました。

またリーダーやチームを能動的にサポートするような立ち振る舞いのことを「フォロワーシップ」と呼ぶことを知りました。リーダーを補佐しチーム全体の作業効率を最大化することを意識する。チームの意思決定を後押しし、チームメンバーの責任範囲からこぼれ落ちている重要な仕事を率先して拾っていく。私はそんな振る舞いを「チームの遊撃手」と称していましたが、それ以上に「フォロワーシップ」という言葉が胸にすとんと落ちました。